
少人数で、手を見ながら
Faith Path Schoolを開いたのは2022年の春、文京区の小さな路地に面した一室でした。もともと製本を教えるつもりはなく、自分の工房として借りた場所でしたが、近所の方が窓越しに作業を見て「やってみたい」と声をかけてくれたのが始まりです。最初の講座は折り畳みテーブル1台、参加者2名。道具も今より少なく、骨折りの代わりに竹串を使っていた時期もありました。


Faith Path Schoolを開いたのは2022年の春、文京区の小さな路地に面した一室でした。もともと製本を教えるつもりはなく、自分の工房として借りた場所でしたが、近所の方が窓越しに作業を見て「やってみたい」と声をかけてくれたのが始まりです。最初の講座は折り畳みテーブル1台、参加者2名。道具も今より少なく、骨折りの代わりに竹串を使っていた時期もありました。

2023年の秋に工房を少し広げ、裁断機と本格的な製本プレスを導入しました。それまでは重い辞書を重石代わりに使っていたのですが、プレスが入ったことで仕上がりの精度が上がり、ハードカバー講座を始めることができました。材料については、近隣の紙問屋に足を運ぶようになったのもこの頃で、季節ごとに入荷する和紙や染め紙を見ながら次の講座の内容を考えるのが、今も一番楽しい時間です。